【文芸部創作】F・O・G-Chapter 1 著者:kj

 破裂音が山にこだまする…


 数分後、ハヤトは2体の龍が洞窟から這い出てくるのを確認する。事前の情報では龍は4体と聞いているので、あとの2体はまだ洞窟内にいるのだろう。できれば1体ずつおびき寄せて各個撃破したいところだったが、2体出てきてしまったものはしかたがない。4体まとめて相手をしなくて良かっただけ御の字だ。


 洞窟のかなりの部分が瓦解するほどの爆発規模だったはずだが、その姿や動きにダメージの色は見当たらない。改めて、龍の生命力と、硬い鱗に覆われた体の強靭さを思い知る。その巨体や鋭い爪、口から吐き出される炎に目がいきがちな龍族ではあるが、本当の厄介さはその圧倒的な防御力にある。龍に致命傷を与えられる方法は限られる上、そのどれもに大きな危険が伴う。人と龍との戦いの歴史の中で、様々な戦法が試されてはきたものの、安全な形での退治法は未だに見つかっていない。だからこそ、龍が見つかるたびに今回のような先鋭の討伐隊が派遣されるのだった。


 ハヤトはクラウドファンディングによって結成されたこの討伐隊の実質的なリーダーだった。誰よりもこの世界のことを理解していると目されており、そのスキルも一級品だ。龍をはじめとした多くのモンスターの討伐経験も豊富で、この世界の守り人との呼び声も高い。とはいえ、今までに人間が4体の龍と同時に対峙した経験はなく、今回ばかりはハヤトも多少の不安を抱いていた。はじめの2体をいかに最小限の被害で撃破するかが肝になる、それが討伐隊全員の一致した見解だった。


 前方では、遊撃部隊が木々に隠れながら龍に近づき、銃火器による威嚇射撃を繰り広げている。この世界の銃火器の発達はまだまだ発展途上で、そんな武器では龍にはかすり傷一つつけられないのは誰もが承知の通りだ。この威嚇射撃の目的は、龍にダメージを与えることではなく、彼らを開けた場所におびき出すことにある。大人数で龍を相手にするためには開けた場所であることが望ましく、洞窟を背にした環境は好ましくないうえに、洞窟から残りの2体が乱入してくる可能性もある。戦力を分断した上で戦いやすい場所で各個撃破、それがあらゆるモンスター退治の基本だ。不快な表情を浮かべながらこちらに向かってくる龍を眺めながら、ハヤトは拳を握りしめる。

 龍が発生したとの連絡が入ったのは1日前の深夜だった。銀鉱山で働く労働者から、4体の龍の襲撃によって鉱山洞窟が壊滅状態にあることが知らされた。これまでの龍の最大発生数は2体だっただけに、知らせを受けた人々の混乱はかなりのもので、通貨「FOG」の価格が急激な下落に見舞われた。しかしそれも一時的な混乱にすぎず、ハヤトをはじめとする先鋭達による討伐隊結成のクラウドファンディングが立ち上げられるやいなや相場は一服した。


 出資者達から集まった資金を使って急ピッチで必要な物資が調達され、瞬く間に討伐隊は現地に派遣された。ハヤトは、災害地域の復興事業に参加中のサキにメッセージを打ち込み、荷物をまとめて現地に向かう。


「また、世界を救ってくる」

 2体の龍を目的の地点までおびき出したところで、10数機のドローンが展開される。これまでに人間が生み出した、対龍用戦術の最大のイノベーションがこのドローンの導入だ。このドローンが空中の動く足場として機能し、それまでは地面を走り回る二次元的な動きしかできなかった前衛部隊の行動を三次元に拡張し、モンスターに対して多角的な攻撃を繰り広げられるようになった。このドローンを使った自由度の高い動きは、尾撃や引っ掻き、口から吐き出される火炎など、範囲が広い攻撃を掻い潜って龍の懐に入るために、非常に有効な戦術であることはこれまでの経験からも実証されており、龍退治においては必須の装備と見なされるに至った。


「前衛部隊、突撃!」


 司令塔役の男の張り上げる声がイヤホンの中を響く、と同時にハヤトを含む前衛4人が木陰から姿を表し、2体の龍に向けて走り出す。それに目ざとく気づいた龍の口から炎が吐き出され、即座にハヤトの視界が紅く染まる。すでに対龍作戦では何度なく対峙したこの状況に対し、いつもと同じように横っとびで炎を回避しながら手近なドローンに捕まる。龍の動きはそこまで俊敏ではないとはいえ、地面に着地する際の隙は、龍の追撃に対して致命的になりうる。こういった隙を無くしたこともドローンの大きな功績のひとつだ。空中を漂いながら、腕を引き寄せてドローンのステージ上に登り、全体を見晴らせる体勢になるよう身を起こす。


 どうやら火を吐いた龍は片方だけで、前衛部隊の残り三人は未だに地面に残ってもう片方の龍に対して攻撃を展開しようとしている。できれば龍が火炎を吐いた後の隙をつきたいところだが、もう1体の龍に阻まれてなかなか火を吐いた龍まで辿りつけないようだ。龍と人間とのジリジリとした睨み合いにしびれを切らし、前衛部隊の一人・リチャードがドローンに飛びついて空中作戦に切り替える。そうこうしているうちに火を吐いた方の龍も体勢を立て直し、ドローンにのるハヤトに目を向ける。


 「向こうを3人で相手している間に、俺は1人でこいつと戯れていろということか…」ハヤトがぼやくように呟く。ただ、それが理にかなっていることは明らかなため、ハヤトとしても不服を申し立てるつもりはない。これまでの龍との戦いの経験上、龍1体に対して戦闘能力の高い人間2人でだいたい互角、確実に倒したいなら3人で戦うべきというのが常識だ。ハヤトが単独で1体を引き付けている間に、残り3人でまず1体を撃破するのが理にかなった作戦と言えるだろう。


 ハヤトは引き付け役に徹するため、装備をダガーからハンドガンに切り替える。龍に向かって打ち込もうとしたその刹那、龍の左腕が振り上げられる。とっさに空中への発砲の反力を利用してドローンを操作し、さらに、投げ出されるようにドローンから離れる。振り下ろされた腕はドローンをかすめ、プロペラを破壊しつつも、すでに離脱したハヤトに被害はなかった。落ち着く間も無く続けざまに襲いかかる尾撃を別のドローンに飛びつきながら回避する。


 陽動のための銃弾を打ち込みながら、時にドローンを犠牲にしつつ、戦場を縦横無尽に駆け回って回避行動を繰り返す。手近な範囲にあるドローンの数も減ってきて、「流石に一人で相手するのはなかなかしんどいな…」そう思った時、イヤホンに怒号が飛ぶ。


「リチャードが炎にやられたぞ!」


 どうやら、先鋭部隊の中でも比較的歴の浅いリチャードが龍の炎をまともに受けてしまったらしい。ドローンを上空に移動させて戦場全体を見回すと、龍の口から吐き出される炎に包まれ、苦痛に悶えるリチャードの姿が目に入る。あれだけまともに炎を浴びれば、もう助からないだろうことは明らかだった。しかし、その尊い犠牲を尻目に、残りの二人が火炎放射の隙を狙ってそれぞれ龍の右腕、左足にとりつき、すでに仕事を終えようとしていた。


 龍は硬い鱗に覆われているため、生半可な武器ではその体に傷をつけることはできない。そこでドラゴンキラーと呼ばれる大剣が必要になってくるのだが、なにぶん人の身長ほどもある大剣のため、そうやすやすと振り回せるものではないし、そんな重いものを持って龍に近づこうものなら返り討ちにあうのは必至である。そんな中での前衛部隊の役割は、龍を弱らせてその体の自由を奪うことだ。


 硬い鱗を持っているとはいえ、構造上「関節」の部分の皮膚は伸縮性を持たざるを得ない。この関節に鋭く尖らせたダガーを打ち込むこと、それが前衛の最大の仕事だ。それが達成されたあと、後方に控えている魔法部隊が、ダガーめがけて電撃魔法を放つ。ダガーが電極の役割を果たし、龍の体に大電流を流すことで内側から弱らせることができるというわけだ。そうやって龍が弱ったところでドラゴンキラーを持った後衛がやってきて、トドメをさす。これが、現代における龍退治の基本的な流れである。


「こちらパーク。西側の龍の電極の打ち込みを完了した!

場所は右腕と左足の付け根だ!魔法隊、あとを頼む」


 前衛部隊のパークからの興奮の色を帯びた通信が響く。それに呼応するように雷鳴が鳴り響き、稲妻が龍に降り注ぐ。龍は顔を歪ませ、四肢をよじらせるように暴れながら、苦悶に満ちた咆哮を吐き出し続ける。そのあまりにもな迫力と轟音に、直接電流を受けたのではないにも関わらず、ハヤトが相手をしていた龍ですら、怯み、動きを止めている。


 しばし咆哮が戦場を支配したのち、龍は苦痛から解放される。しかし、そこに先ほどまでの精気と力強さはなく、その動きは緩慢で、老龍のようですらあった。片方の龍の戦力を削ぐことに成功した二人は、ハヤトの助太刀に移る。


 「山は越えたな…」ハヤトはそう呟く。リチャードとドローン何台かの犠牲はあったものの、それ以外には目立った犠牲もなく龍1体を排除することができた。残った1体を3人で狩ることはそこまで難しくないであろうし、温存している戦力を考えれば洞窟に残っている2体も順次退治できるだろう。この2体を1体ずつ分断できれば最善だが、よしんば2体同時に戦うことになったとしても多少の犠牲で済むはずだ。一時はこの世界全体の危機だとも言われていたことを考えれば、この程度の犠牲で済んだのは奇跡と言っていいかもしれない。


 頭を切り替えて残りの龍に注意を戻した時、龍の炎に燃やされたリチャードの焦げた肉体が動きだし、立ち上がろうとしていた。


 これは「ゾンビ化」と呼ばれる現象であり、この世界ではなんらかの要因でデスした人間はモンスターとして人間に牙をむく。装備と強さは人間だった時のものがほぼ引き継がれるため、ある程度の強さを持った人間がゾンビ化すると被害が甚大化する傾向にあると言える。天災を受けた地域でしばしば見られるように、ゾンビ化による二次災害は都市一つを完膚なきまでに破壊するほどの力を持つのだ。


 しかし討伐隊のように、ある程度犠牲が出ることが予想される状況であれば対策はそこまで難しくない。


… 絶え間ない乾いた発砲音が響き、おびただしい数の弾丸がリチャードの体を貫く。リチャードの肉体は再び地面に伏し、二度と起き上がることはなくなった。


 前線に出る部隊は身軽さのために軽装せざるを得ないため、遠距離射撃によるキルは難しくない。あまり気持ちのいいものではないのは確かだが、こればっかりはしかたがない。「ゾンビ化」対策、それは討伐隊を編成する際に必ず考慮にいれておくべき項目の一つと言える。これらのノウハウが蓄積される前の時代、ゾンビ化した戦士によって討伐隊が全滅し、ゾンビ化した討伐隊が街に襲いかかってくるという恐ろしい事例もあったらしい。


 「山を越えた」というハヤトの直感の通り、3人はすでにもう1体の龍を追い詰めつつあった。「龍による世界の脅威は去りつつある」ことはこの戦いを見ている大衆の多くも理解したらしく、「FOG」の相場は1日前の知らせを受けるまでの水準近くまで戻っていた。


-Frontier Of the Ground-

 通称「FOG」。日本人プレーヤーからは俗に「霧」と呼ばれることも多いこの世界は、仮装物理空間を内包したブロックチェーンプラットフォームであり、そこでやりとりされる仮想通貨単位もまた「FOG」と呼ばれている。市販のVRデバイスを用いることで仮装物理空間にアクセスすることができ、VRゲームとしての側面も持つ。もともと、やりとりの公平さやソースの公開に基づく信頼性の高さが売りのブロックチェーンという仕組みではあったが、これにVRという直感的に操作できるインターフェースが結びついたことで世界中で爆発的に広がった。

「サトシ・ナカモト…?」


 あまりにも予想外の言葉に、サキは素っ頓狂な声を出してしまう。このラボ - 片田舎の高校のコンピューター研究会の部室をそう呼べるのであれば - でハヤトからITの話を聞くことには慣れていたが、その内容はITの先端である欧米や中国人の研究の話が多く、突如ハヤトの口から出てきた日本人風の名前にたじろぐ。


「じゃあ、そのブロックチェーンって技術は日本人が開発したものなの?」


「いや、それはわからない。というか、そもそもこのサトシ・ナカモトなる名義が実在する個人なのか、なんらかの団体なのかすらわかっていないんだ。突如として発表されたBitcoinと言う仮想通貨についての論文をベースに組み立てられた技術で、現時点でも色々な応用の可能性が模索されてるんだ。」


「Bitcoinなら聞いたことある!ネットニュースでよくやってるし、電車でよく見る雑誌の中吊り広告でもたまに「Bitcoinで億万長者」みたいな怪しげな記事も見かけるし。

なんでそんな誰が提唱したかもわからないような技術が注目されてるの?ちょっと怪しい…」


 Bitcoinの話が出た途端にサキの顔があからさまに怪訝なものになる。ハヤトのことは信頼しているが、ハヤトが変なビジネスにハマってしまったのではないかと不安になってしまう。


「いや、雑誌とかネットニュースとかに書いてあるような怪しげな話は無視していいよ。とりあえず「Bitcoinで億万長者」的な論調のものは中身がないから見る価値はない。

Bitcoin自体がこれからどうなるかはなんとも言えないけど、ブロックチェーン技術自体は画期的な仕組みだし、その技術設計が合理的だからこそ、謎の人物によって提唱された仕組みがこんなにも世の中を騒がしているんじゃないかな。」


 とりあえず、ハヤトが金儲けに目が眩んだ訳ではないことはわかったが、サキにはどうしても不信感が拭えなかった。なぜそんな訳のわからない人が開発したようなお金をみんなが信頼できるのかも理解できない。


「ブロックチェーンの仕組みの特徴は非中央集権型のプラットフォームであることにある。」


 そう言って、ハヤトがおもむろにホワイトボードに図を描き始める。中央に円を書いてその中に「サーバー」と書く。さらに、その周りを囲うようにたくさんの棒人間を書いてサーバーの円との間に両向き矢印を書く。


「これが中央集権型プラットフォームのイメージだ 。データは全てサーバーの中に格納してあって、各ユーザーのリクエストに応じてデータをダウンロード・アップロードするという形だね。だから、AさんからBさんにデータを渡したい時には、Aさんがサーバーにアップロードして、Bさんがサーバーからダウンロードするという手順を踏む必要がある。データが全部中央のサーバーに集まっているから、こういうプラットフォームを中央集権的というんだ。」


 そこまではわかる。ここまではいつも聞いている話だ。


 この部員二人からなるコンピュータ研究会では、一つ上の学年のハヤトからこうしてITについて教えてもらうことはよくあった。ハヤトの説明は上から目線な感じがミエミエでイラっとくるが、ホワイトボードを使ったその説明はわかりやすいし、わからないと言えばわかるまで教えてくるので情報技術の方面を目指しているサキにとっては願っても無い存在なのは確かだった。おそらく教室では無口なコミュ障なんだろうけど、二人でいるときはぶっきらぼうなようでとても優しい。まあ、そんなことを言っているサキ自身も教室では無口なコミュ障だということは自覚しているので、あまり人のことは言えないのだが…


 あらぬ方向に思考が発散していることに気づいたサキは、慌てて思考を話に戻す。


「うん、それはわかった。じゃあ、そのブロックチェーンってのは中央集権プラットフォームと何が違うわけ?」


「最大の違いは中央となるサーバーを持たないことだ。AさんからBさんへのデータのやりとりは、サーバーを経由しないで直接AさんとBさんとの間で行われる。」


 先ほどの図の隣に、今度は中心には何も書かず、円形に並べた棒人間を書き、その棒人間同士を矢印で適当につないでいく。


「中央集権的なやり方だと、データが全て中央に集まっているわけだから、そもそもその中央の管理をしている人たちに対する信頼が前提になる。それに、もし仮にサーバーの運営が信頼できる人であっても、サーバーが悪意のあるハッカーから攻撃を受ければサーバー内のデータは失われてしまう。そういう脆弱性を克服するために、そもそもサーバーを置くのをやめちゃいましょう、って発想だね。」


「随分思い切った発想をしたわね。」


 その発想の大胆さには驚くが、たしかに言われてみれば、今自分たちを取り巻いているインターネット環境の多くはそう言った脆弱性の上にあることに気づき、少しゾッとする。しかし…


「ちょっと待って!

サーバーが無いんだったら、データはどこに置いておくの?」


「さすが、当然それが疑問になるよね。その答えは、参加者全員の端末だ。参加者全員が全てデータを保持し、それを比較し合うことで不正な取引がないかどうかをチェックする。そうやって互いに監視し合いながら、実質的に不正不可能なプラットフォームを作り上げているのがブロックチェーンという仕組みだ。」


 こうやって、わかっているものを隠して試すようなことをするところが気に食わない。それでも、ハヤトに認められたことをちょっと嬉しく思う気持ちも心のどこかにあって、自分の性格の面倒くささに辟易してしまう。


「でもそれってちょっと効率悪くない?元々は一箇所のサーバーに置いてあったデータを全員が持つってことでしょ?なんとなく保存容量の無駄遣いな気が…」


「まあ、確かに一見効率が悪そうに見えるけど、それが必要な冗長性なんだと思う。詳しくは長くなるからまた今度話すけど、全員が全てのデータ履歴を持っていなければならないというわけでもないしね。」


 そこまで話したところで、夕方5時を告げるチャイムが鳴る。最終下校にはまだ少し時間はあるものの、「ゆるい部活」を信条としている部長のハヤトは、5時になったら帰宅の準備を始めることを部活の方針としていた。サキとしても家の手伝いや宿題をやらなければならないので、この時間に切り上げてくれるのはありがたい。


「じゃあ、お先に」


 特に話しあった訳ではないが、自然とサキが一足先に帰るのが恒例になっており、結局ハヤトが卒業するまでの間に二人で一緒に帰宅することは一度としてなかった。ハヤトは表向き「戸締りとPCのシャットダウンのチェックがあるから先に帰ってて」とは言っていたものの、こんな狭いラボで戸締りに時間がかかるとも思えない。しかし、ハヤトの言葉には有無を言わせぬ迫力があり、サキは最後まで「一緒に帰らない?」という一言を口に出すことができなかった。


 ハヤトがサキをどう考えているのかがわからなかったし、そんなことを言ったらサキ自身がハヤトをどう思っているのかすらわかっていなかった。そんな状態で声をかけたところで何になるというのだろうか。


 そんなことを考えながら、サキは一人帰路に着くのだった。


> to be continued


※続編の『F・O・G-Chapter 2』はこちら

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