『リンゴ飴』作者:うるふ

トラックの群れから飛び出た手

私は目を疑った

無理やり気持ちを持ってかれて

私は自分を振り切った


グルグル回るシーソーや

ゆっくり回るコースター

私は良いとこ分からない

貴方は見えない遊園地

私はキレイ事だと信じ込む


憧れだったものは 汚く不快ものだった

それでも私の心は 汚れないし汚さない


リンゴ飴の味は本当よ

何もウソはないし現実なの

暗い中で光る飴とグラス

でもその奥の人は信じないの

その手の中には何があるの

私には何も伝えないし伝わらない

心惹かれるものは目の前に

一番大切なことは話さずじまい


晴れた日には会わないからと貴方は言う

私は貴方を遠ざけた

それでも迷路の中には会わないからと貴方は言う

私は自分を遠ざけた


これから起きることは

分からないし疑えないのよ

なんで私の心配は

こんなに大きくて小さくしないのよ


リンゴ飴は美味しくないの

食べたかったけどそう思ってるの

私達を見つめるピアスとタトゥー

彼には全てが見えてたの

暗いはずなのに眩しいの

何でもかんでも分からないのよ

私は幸せになりたいのに

全てはリンゴ飴にもってかれる


振り返ると思うのは

リンゴ飴だけなのよ

貴方は思い出の中にいないのは

貴方を食べなかったからなのよ

リンゴ飴だけ輝いて

私だけが見えるのよ


リンゴ飴の味は本当よ

何もウソはないし現実なの

暗い中で光る飴とグラス

でもその奥の人は信じないの

リンゴ飴は美味しくないの

食べたかったけどそう思ってるの

私達を見つめるピアスとタトゥー

彼には全てが見えてたの

リンゴ飴は忘れるわ

だって貴方を忘れたのだもの

リンゴ飴だって忘れてる

そんな変わった貴方のことを


あとがき、、、

女性目線で物事を描くって難しいですね。

多分これは男性が考える女性像であってリアリティはあまり無いかもしれない。

僕は女性はとても強いと思っています。

強さの中にあれだけの可愛さと美しさが詰まってるのだから...やっぱり女性って素敵ですよ

ね。

彩ふ文芸部

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