2021.01.25 12:46『ダストバニー・イン・マイ・ヘッド(第三回)』著者:へっけ※前回の『ダストバニー・イン・マイ・ヘッド(第二回)』はこちら 俺は、夢の世界にいる。 何故そんなことが分かるのかというと鈴ちゃんのバラバラになった死体が目の前に散乱しているからだ。 最強のヒーローであるママがいるのだから鈴ちゃんが穴師に殺される訳がない。 だからこれは夢なのだ。 それも最低最悪の悪夢だ。 俺は鈴ちゃんのバラバラになった手足と胴体と首を抱えながら町田駅へ向かう。 今が何時かも分からないが道中、通行人を一人も見かけることはなかったから町田の住人が全て死に絶えてしまったのかもしれないと思った。 町田駅で八王子行きの電車に乗って車窓から空を眺めると雲ひとつない青空だというのに太陽はどこにも見当たらない。もし太陽が失われてしまっていたとしたらき...
2021.01.11 02:42文芸部プレゼンツ「新春短歌祭り」彩読コミュニティLINEにて、文芸部プレゼンツ「新春短歌祭り」を開催しました。「駅」「冬」「彩」「書」「家」の五つのお題で短歌を作ってもらいました。